- 物流施設
25/05/07
南海電鉄×TRC、次世代運行やモーダルシフトで連携
南海電気鉄道(本社・大阪市、岡嶋信行社長)と東京流通センター(=TRC、本社・東京、有森鉄治社長)は4月1日、自動運転トラックや貨物鉄道輸送と連携した東京―大阪間の幹線輸送経路構築に向けた業務提携を結ぶことで合意した。両社の物流施設の強みを生かし、トラックドライバー不足をはじめ日本の物流業界が抱える社会課題の解決を目指す。
南海電鉄は4月1日に東大阪流通センターと北大阪流通センターを運営する泉北高速鉄道を経営統合した。業務提携により、自動運転トラックなど次世代モビリティー(輸送・交通手段)の大阪の拠点として2つの流通センターの可能性が増すことに期待を寄せる。TRCは、より大規模で実効性のある物流効率化を目指す。
南海電鉄の西原啓介上席執行役員は「トラックターミナルに入居する運送会社が直面するドライバー不足などの社会課題解決に向けて貢献できるチャンス」とコメント。TRCの吉竹宏樹常務は「特に、自動運転トラックは、今後の物流の在り方に変革を起こす技術と捉え、高速道路上だけでなく、一般道を含めた自動運転トラック輸送の実現を目指す」としている。