- 物流企業
25/05/01
ギオン、25年度から年間休日を120日に拡充
ギオン(本社・相模原市、祇園彬之介社長)は2025年度から、年間休日を120日に拡充した。加えて、新たな表彰制度として「チーム改善賞」と「バリュー賞」を導入し、従業員エンゲージメント(従業員が企業に対して抱く熱意や貢献意欲)のさらなる向上を図る。長期的な人材定着につなげるのが目的。
23年度に105日から115日に引き上げた年間休日日数を、今回、5日増やし120日とした。ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の両立)をより一層推進する。
また、6月からは全グループ・全部署を対象に各チームの改善成果を表彰するチーム改善賞と、全グループ社員・嘱託従業員を対象に同社の六つのバリュー(価値)に基づく行動を評価・表彰するバリュー賞を新たに導入した。社員同士が互いをたたえ合う文化の醸成を目指し、投票形式も取り入れ、公平性・透明性の高い制度を実現していく。
ギオンは昨年度、給与体系を見直し、ドライバー職で約15パーセント、その他職種では約6パーセントのベースアップを実施した。職種や役職に応じた待遇改善は、既存社員の定着・モチベーション向上の他、採用力の強化にもつながっており、応募者の増加に寄与しているという。定年後の嘱託社員については、仕事内容が正社員の時と同一であれば同一賃金を適用し、安心して長く働ける環境を整えている。
須藤亮平執行役員は「今後も、人を生かす組織の実現へ人事制度の継続的な運用・改善を進める」としている。