- 物流企業
25/04/30
ワールドサプライ、大型マンション内配送サービスに独自アプリ導入
SGホールディングスグループのワールドサプライ(本社・東京、梅木淳社長)はこのほど、大型マンション内配送サービスに、独自の業務アプリケーションを導入した。商業施設の館内配送ノウハウを生かした業務アプリによって配送効率を向上させる。
同社が商業施設で手掛ける館内配送では、配送スタッフの端末にOCR(光学的文字認識)機能を搭載し、追跡番号の桁数や送り状のフォーマット(書式)が異なる荷物を一元管理できる独自業務アプリを活用している。今回、同アプリに、不在履歴や宅配ボックスへの配送などの配送状況を管理できる宅配向け機能を追加した。これまで不在票は、送り状を基に手書きで発行し、運送会社ごとに送り状の形式も異なるため一時保管の後で対象貨物を探す手間が発生していた。アプリ導入で、不在履歴の管理が容易になり、一時保管した対象貨物を探す手間を削減し、配送効率を向上させた。また、サインレス配送にも対応しており非対面配送が可能だ。
ワールドサプライは、大型マンションの厳しいセキュリティーに起因する配送効率の低さが課題となる中、2023年からマンションの荷さばき場で専属の配送スタッフが宅配貨物を一括して各住戸に配送するサービスを開始。今回、館内配送ノウハウを生かした独自アプリを導入した。
今後、配送端末のOCR機能により部屋番号を読み取ることでサインに代える機能や、不在票の2次元コードを読み取るだけで再配達依頼が可能な機能を追加する。

館内配送ノウハウを生かした独自アプリによる不在時の再配達の流れ