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25/04/28

サンケイビル、埼玉・千葉に冷凍・冷蔵倉庫3物件 27年しゅん工へ

  「サンケイロジ春日部」外観イメージ

 サンケイビル(本社・東京、飯島一暢社長)は2027年、埼玉県春日部市、千葉市、千葉県松戸市に冷凍・冷蔵倉庫をしゅん工する。冷凍食品需要の拡大、既存の冷凍・冷蔵倉庫老朽化による建て替え、フロンガス規制強化を背景に、取得済みの開発用地3物件を冷凍・冷蔵倉庫として開発する。
 「サンケイロジ春日部」は27年3月、春日部市にしゅん工する。敷地面積は約5594平方メートル。4階建てボックス型で、延べ床面積は約1万2521平方メートル。1棟を冷凍・冷蔵の専用センターとして使用できる。各階に5度帯の冷蔵倉庫とマイナス25度帯の冷凍倉庫を配置する。2階は温度可変(10度~マイナス25度)。冷却設備は省エネ効果の高い水冷式を採用する。立地は東北自動車道の岩槻インターチェンジ(IC)から約12キロメートル。国道16号に面しており、国道16号とバイパスの新4号国道の結節点の庄和ICにも近い。

 「千葉市美浜区新港物流施設計画」は27年6月、総合地所との共同事業で、千葉市美浜区新港にしゅん工する。敷地面積は約2万5152平方メートル。4階建てスロープ型で、延べ床面積は約5万4600平方メートル。最大4テナントが入居可能。1階と3階にバースを配置し、1棟で冷凍・冷蔵(1・2階)、常温倉庫(3・4階)が複合する3温度帯対応施設。京葉道路の穴川ICから約5・9キロメートル、東関東自動車道の湾岸千葉ICから約7・2キロメートルの千葉湾岸エリアに立地し、迅速な都心配送が見込まれる。
 「サンケイロジ松戸」は27年5月、松戸市上本郷にしゅん工する。敷地面積は約1万5380平方メートル。冷凍・冷蔵倉庫棟と常温倉庫棟の2棟構成で、3温度帯ニーズにも対応する。冷凍・冷蔵倉庫棟は3層ボックス型で、延べ床面積は約1万2088平方メートル。2分割が可能。トラックバースは18台接車できる。常温倉庫棟は4層ボックス型で、延べ床面積は約2万2012平方メートル。最大3テナントへの分割貸しが可能。