- 物流機器メーカー
25/04/23
ダイフク、インドでマテハンの新工場が本格稼働
ダイフク(本社・大阪市、下代博社長)は4月21日、インドでダイフク・イントラロジスティクス・インドの新工場を本格的に稼働した。約40億円を投資し、急成長するインドの自動化ニーズに応える。生産スペースを従来の約4倍に拡大し、マテハンシステムの現地生産体制を強化する。

新工場(外観)。工場内には自動倉庫などの自動化システムを導入している
所在地はインドのテランガナ州ハイデラバード。敷地面積は約13万3020平方メートル。総建築面積は3万3987平方メートル。自動倉庫、高速搬送台車、ソーター、コンベヤなどを生産する。食品、化学、機械、ゴム製品などの製造業向け、小売、運輸・倉庫などの流通業向けに生産品目の拡充を図る。
また、調達部品の内製化を進めて効率的な生産体制を確立し、コスト競争力を強化する。顧客への納品リードタイム短縮や地域に密着した製品開発・サービス体制を整えることで、インド市場での事業拡大を目指す。
ダイフクは2016年、同国のムンバイにイントラロジスティクス事業の営業拠点を新設した。19年、物流機器メーカーのヴェガ・コンベヤーズ&オートメーション(現ダイフク・イントラロジスティクス・インド)を買収し、現地生産を開始した。
インド市場は近年、製造業や流通業の成長が著しく、生産や物流の現場でモノを効率的に動かすマテハンシステムへのニーズが急速に高まっている。