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25/04/23

SBSHD、ヤマトモビリティ・IATと共同開発のEV改造車を導入

 SBSホールディングス(本社・東京、鎌田正彦社長)は、普通のトラックをEV(電気自動車)に転換したトラックを導入した。量産・量販を前提に、中古の小型トラックをEVへ改造する取り組み。4月15日、初号車の引渡し式を本社で行った。

(左から)SBSHDの鎌田社長、ヤマトモビリティの鈴木昭寿CEO

 ヤマトモビリティやIATと共同で、研究に取り組んでいた中古1・5トントラックのEV転換車を導入する。国内で初めて、量産・量販を前提とした改造認可申請(複数台申請)が認可された車両でこのほど、車両ナンバーを取得した。
 新車と比べて、約3分の1の費用でEVトラックを導入することが可能となる。SBSグループは二酸化炭素排出量削減に向けて、トラックのEV化をさらに加速する。
 グループは2025年3月現在、計72台のEV車両を運用している。今回の導入を皮切りに、25年上期中にさらに20台以上のEVを追加導入する。ヤマトモビリティと共同でSBSグループ各社が保有しているディーゼルトラックをEVに改造し、車両の再利用を通じてEV保有比率を高める。

SBSHD本社で初号車の引渡し式を行った

 また、複数台申請の認可を取得したことで同一型式・同一改造内容の車両登録が容易となり、ヤマトモビリティが保有するEV改造車のデモ車(2号車)もナンバーを取得した。