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25/04/22

日本GLP、26年10月末 大阪市に日用品卸あらた専用施設をしゅん工

 日本GLP(本社・東京、帖佐義之社長)は2026年10月末、大阪市に物流施設「GLP大阪Ⅳ」をしゅん工する。日用品卸のあらたが専用施設として一棟全体を利用する。
 所在地は大阪市東住吉区矢田5。敷地面積は約1万7700平方メートル。耐震鉄骨造4階建てで、延べ床面積は約2万8500平方メートル。あらたは、関西地区最大の配送拠点「関西新センター」として活用する。省人化・省力化を可能とするロボットやマテハン機器を導入し、人手不足への対策としてトラックの荷待ち時間短縮に加え、荷物の積み降ろしや仕分け作業効率化の仕組みを導入する。
 ボックス型施設で、荷物用エレベーター2基を備える。床荷重は1平方メートル当たり1・5トン、有効天井高は5・5メートルで、4層吹き抜けの自動ラック倉庫エリアを計画。トラックバースのオーバースライダーの高さを全て5・2メートルにし、ウイングトレーラーによる入出庫にも対応する。
 近畿自動車道の松原ジャンクションから約6キロメートルに立地するなど、関西広域と大阪都心の主要ICまで20~30分圏内。阪神高速大和川線や大阪市を南北に縦断する幹線道路にも隣接し、大阪市の南の玄関口としての役割を持ち、ラストワンマイル・広域配送の拠点として利用できる。大阪南港や関西国際空港へのアクセスも容易で、チルド食品から航空貨物まで幅広い荷物のニーズに対応できる立地。
 「GLP大阪市東住吉区まちづくりプロジェクト」の一環。日本GLPは同プロジェクトの区画整理事業の主体・施工者で、隣接する「GLP大阪Ⅲ」に続いて今回が2棟目。

                          GLP大阪Ⅳの完成予想図