国交省、ラストマイル支援対象拡大

　国土交通省は６月６日まで、「モーダルシフト等推進事業」の補助対象企業を募集している。物流総合効率化法の取り組みを支援する事業で、モーダルシフトや幹線輸送の集約化などの取り組みを補助する。今年度はラストマイル効率化の取り組みで、従来の過疎地以外にも運行経費補助の対象を広げる。
　荷主、物流企業でつくる協議会に補助する。総合効率化計画を策定するための調査事業の補助は最大200万円で、省人化・自動化機器などを導入する場合は500万円。効率化計画の実施事業には最大500万円の運行経費を補助し、自動化設備導入の際は1000万円となる。予算額は１億5120万円。
　実施事業では今年度から、過疎地以外でのラストワンマイル配送の効率化も対象とし、鉄道・バスを利用した貨客混載の運行経費を補助する。
　申込用紙は国交省ウェブサイトから取得可能。交付決定は８月初旬。問い合わせ先は物流・自動車局物流政策課、電話03（5253）8799。