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25/04/21

極東開発、電動式ごみ収集車で「エルフEV」向け架装2機種を発売

 極東開発工業(本社・大阪市、布原達也社長)は、EVシャーシ向けの電動式ごみ収集車「eパッカー」の新たなラインアップとして、いすゞ自動車のEV小型トラック「エルフEV」向けの架装を発売した=画像。また、架装部の専用フルメンテナンスパックを新たに設定した。 専用型式となるボディー容積4立方メートルの排出板押し出し式プレス式ごみ収集車(プレスパック)、ボディー容積4・4立方メートルのダンプ排出式回転板式ごみ収集車(パックマンチルト)の2機種を発売した。
 eパッカーのエルフEV架装車はフル電動での走行・作業で、排気ガスや二酸化炭素を排出しない。シャーシのキャブバックに搭載された電動PTO(動力取り出し装置)と最適化された油圧システムで、エンジン車と比べ低騒音。一方、エンジン車と同等の積み込み性能や投入口高さなどの使い勝手を実現し、作業性を確保している。
 専用フルメンテナンスパックは最長10年の設定が可能。全国ネットの同社直営・提携サービス工場で架装部メンテナンスを実施することで、クリーンなカーボンニュートラル車の長期の活用を後押しする。リース販売のため、販売価格は非公表。