福通、タイのフォワーディング企業を買収

　福山通運（本社・広島県福山市、小丸成洋社長）と子会社で通関事業を手掛けるフクヤマ・グランド・ロジスティクスは３月22日、タイでフォワーディング事業を手掛けるレナウン・トランスポートの60％の株式を取得する株式譲渡契約を締結した。買収により、アセアン地域のフォワーディング事業でのシナジー効果追求とサービス拡大に取り組む。
　レナウン・トランスポートは2002年設立。24年度の売上高は51億800万円。福通は、経済成長が見込まれ国際物流の需要も高まるアセアン地域を中心としたフォワーディング事業の拡大に取り組んできた。レナウン・トランスポートも日系企業との連携強化とグローバルネットワークの拡大を目指しており、両社の戦略が合致したため、買収が成立した。