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25/04/14

日本GLP、福岡県に延べ床15万㎡の大規模物流施設28年しゅん工へ

 日本GLP(本社・東京、帖佐義之社長)は2028年、延べ床面積約15万平方メートル超の物流施設を福岡県にしゅん工する。大規模開発「GLP福岡ICプロジェクト」として、九州地域で高まる物流需要に応える。高速道路のインターチェンジに近接し、広域配送に向けた物流ハブとなることを目指す。
 所在地は福岡県粕屋町大隈。粕屋町が新たな産業用地として開発を推進する土地区画整理事業の一環で、敷地面積は約7万平方メートル。特定企業専用のBTS(ビルド・ツー・スーツ)型物流施設を含む複数棟で、総延べ床面積は15万平方メートルを超える。3PL、卸、EC、冷凍・冷蔵などの業種を中心に入居を見込む。
 福岡高速4号粕屋線と九州自動車道の結節点の福岡インターチェンジから約800メートルの立地。国道201号へのアクセスも容易で、九州最大の消費地の福岡都市圏への配送にも適する。また、周辺に集積する物流施設と連携することで、物流効率の向上やシナジー効果の創出を図ることも可能。
 日本GLPは今回のプロジェクトを九州地域での初の大規模開発と位置付けており、早期から九州エリアに注目し、開発用地を確保していた。25年11月から順次着工し、28年内に全棟しゅん工する。同県内では現在、2棟の物流施設を開発・運営しており、このうち1棟は粕屋町内で稼働している。この他、熊本県でも物流施設開発を進めている。

                「GLP福岡ICプロジェクト」外観イメージ