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25/04/08

アクアライン、下りも変動料金実験 上り一部通行料見直し

 千葉県木更津市と川崎市を結ぶ東京湾アクアラインの交通渋滞解消に向け、国土交通省と千葉県、東日本高速道路は4月1日から、土・日曜日と祝日に限り、特定の時間帯での通行料金を変動させる実験を、川崎市から木更津市に向かう下り線でも開始した。期間は来年3月31日までで、ETC搭載の全車種が対象。
 午前5~7時は高く、午前0~4時は安くなる仕組みを導入した。大型車の場合、通常は1320円なのに対し、料金が高い時間帯は1650円、安い時間帯は660円となる。
 加えて、2023年7月から実施していた上り線の実験は、より料金差を付けた新たな料金体系で継続する。1日以降、大型車が木更津市から川崎市に向かう際の通行料は、土・日、祝日に限り、午後1~7時の時間帯は2640円、午後8時~午前4時は660円に変更した。
 実験は、千葉県が主催する東京湾アクアライン交通円滑化対策検討会の議論を踏まえたもの。アクアラインは時間帯ごとで、交通量が大きく変わることから、より細かく分けた料金変動の実験を通じ、混雑緩和につながるかを検証する。