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25/04/07
センコーGHD、大学生向け奨学金が国の制度に上乗せ給付へ
センコーグループホールディングス(本社・東京、福田泰久社長)は4月1日、「センコーみらい財団」が内閣府の認定を受けて一般財団法人から公益財団法人に移行した。国の修学支援制度の対象者に対し、大学生向けの奨学金を上乗せ給付する。返済不要の奨学金で、学業を志す優秀な学生を支援する。
25年4月に4年制大学に進学する新1年生から給付を開始し、卒業まで支給する。文部科学省の「高等教育の修学支援新制度」の対象者に対して上乗せ給付することが特長。大学生が経済的な理由を心配することなく学業に専念できる環境をつくる。
同財団は2024年4月に設立。センコーGHDの株式からの配当金を活動の財源とするため、同年8月にセンコーGHDから同社株式150万株の譲渡を受け、25年3月に奨学生の募集を開始した。4月1日に公益財団法人へ移行し、本格的に活動を開始した。公益性の高い法人として税制上の優遇措置を受けながら、未来を担う若者の育成に貢献する。

センコーGHDの福田社長(前列右から2人目)、吉村伸三理事長(同3人目)らセンコーみらい財団の役員