- 物流企業
25/04/04
トナミ運輸、奈良・天理に特積み・ロジの複合施設5月開設
トナミ運輸(本社・富山県高岡市、髙田和夫社長)は5月7日、複合型物流施設「新奈良事業所」を奈良県天理市に開設する。特別積み合わせとロジスティクスの2事業所を併設し、関西地区の物流機能を拡充する。
所在地は天理市庵治町670ノ1。敷地面積は約3万3652平方メートル。鉄骨造・一部鉄骨鉄筋コンクリート造で、延べ床面積は約2万219平方メートル。貨物エレベーター2基、垂直搬送機2基を備える。トラックバース数は集配車28台、運行車33台。洗車場、自家用給油施設、非常用発電設備、自家発電用の太陽光発電を設置する。
西名阪自動車道の郡山インターチェンジから約5キロメートルで、関西圏へのアクセス性に優れた立地。これまで大和郡山市の拠点で営業していた特積み事業の「奈良支店」とロジ事業の「奈良第2流通センター」を移転して併設する。1階に特積み事業所と倉庫荷さばき場、2階に広々とした倉庫を開設し、スムーズな物流作業と効率的な保管・管理につなげる。
グループが展開する第23次中期経営計画の重点戦略「収益成長事業への積極投資」「事業・業容の拡大」の一環。特積み事業所と倉庫施設を併設することで、関西圏や中京エリアへのスムーズな輸送だけではなく、全国配送にも対応可能な体制を整える。グループの広範なネットワークを生かし、戦略的物流拠点としての活用ニーズに応える。顧客に向けた物流サービスのさらなる向上を目指す。

「新奈良事業所」のイメージ