- 物流企業
25/04/04
三井倉庫HD、デジタルの船積み手配管理サービスを三井化学に提供
三井倉庫ホールディングス(本社・東京、古賀博文社長)は、サプライチェーン・マネジメント(供給網管理)のデジタルプラットフォーム「LVL(ロジスティクス・バリュー・リンク)」を活用した船積み手配管理サービスを三井化学物流部に提供した。情報伝達のデジタル化で、輸出業務の効率化を支援する。
LVLをベースに、三井化学の物流部と共同開発した。本船予約の手配状況がウェブ上で確認でき、共通の管理画面を介して各業務の担当者間で円滑にコミュニケーションが可能になる仕組み。船積み実績などのデータのタイムリーな連携で、迅速な経営判断をサポートする。また、同サービスで集約した物流データを基に、三井倉庫グループが提供する二酸化炭素排出量の一括算定サービスも利用できる。
グループは2021年にDX戦略を策定し、サプライチェーンマネジメントでのデジタル化・見える化を通じた社会価値の創出を目指している。総合物流企業として長年培ってきた物流業務の知見を生かしてLVLを構築することで、モノの動きや所在情報をデジタルで蓄積・管理・活用し、顧客の物流の最適化を後押しする。
