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25/03/25

鈴与、水稲栽培での地産地消型のカーボンクレジットを調達

 鈴与(本社・静岡市、鈴木健一郎社長)は3月、静岡県内の水稲栽培での中干し期間延長によるメタン削減量をカーボンクレジットとして調達した。脱炭素社会の実現に貢献し、地元農家を支援して地域社会との共存・共栄につなげる。
 グループ経営理念「共生(ともいき)」の一環の「地域社会との共生」の取り組み。カーボンクレジットの流通サポートを手掛けるフェイガーが、静岡県信用農業協同組合連合会との連携協定に基づいて、2024年に静岡県内で生成したカーボンクレジットを購入した。静岡県での初のカーボンクレジットの地産地消の事例という。水稲栽培での中干し延長によるクレジット生成に取り組む生産者のモチベーションと、より多くの生産者への取り組み拡大を図る。
 水田から発生するメタンは、土壌に含まれる有機物や、肥料として与えられた有機物から、嫌気性菌のメタン生成菌の働きで生成される。水田からのメタンの発生を減らすには落水期間を長くすることが重要で、水稲栽培で通常行われる中干し期間を7日間延長することで、メタン発生率を3割削減できる。また、水田からのメタン排出は、国内全体のメタン排出量の約4割を占める。

              カーボンクレジットを活用した地域支援型脱炭素化の枠組みイメージ