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25/03/21

日本GLP、神戸市で国内最大級の冷凍冷蔵施設が満床しゅん工

 日本GLP(本社・東京、帖佐義之社長)は2月、冷凍冷蔵対応で、温度帯の変更もできる新施設「GLP神戸住吉浜」をしゅん工した。延べ床面積は約4万6000平方メートルで、国内最大級。日本アクセス、水間急配、他1社が入居し、満床で稼働を開始した。

「GLP神戸住吉浜」外観。3月17日にしゅん工式を執り行った

 所在地は神戸市東灘区住吉浜町19ノ24。阪神高速5号湾岸線の住吉浜インターチェンジ(IC)から約1・3キロメートルの立地。敷地面積は約2万1195平方メートル。鉄筋コンクリート・鉄骨造(耐震・耐火)の5階建てで、延べ床面積は約4万5924平方メートル。収容能力は約5万2660トン。
 マイナス25度~10度に対応する。温度帯は、顧客の要望に合わせて変更可能だ。3階へのランプウエーを備え、1・3階に接車できる。スムーズな搬出や就業人員の集約に向けた2層使いが可能で、保管・流通の両方に適応した施設。
 接車バースは10トン・4トン兼用で、ドックシェルターを設置している。防熱後の有効天井高は5・5メートルを確保し、耐荷重は1平方メートル当たり1・5トン。
 神戸湾岸エリアに位置し、神戸港の大型コンテナターミナルへのアクセスも良好。動物検疫の検査を受けられる希少な冷凍冷蔵物流適地。神戸市内への配送や関西・中国地方への広域配送の中間拠点としても活用可能な立地。
 日本アクセスは、消費地に隣接する立地性や店舗配送に最適な流通型施設として評価。スーパーマーケット向けのチルド・冷凍食品の配送センターとして活用する。
 水間急配は倉庫業への新規参入に伴って同施設に入居。日本GLPのソフトサービスや共創ネットワークなども活用する方針。この他1社が冷凍食品の増床ニーズに応える保管型施設として入居を決定している。