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25/03/18

ゼロ、車両輸送力確保へ自走員拡充・デジタルツール導入

デジタルとアナログ施策を組み合わせて自動車市場を下支えする

 ゼロ(本社・川崎市、髙橋俊博社長)は、顧客の車を直接運転して届ける専門ドライバー「自走員」を拡充するとともに、最新のデジタルツールを活用して、春の車両輸送繁忙期に向け安定的な輸送力を確保する。自動車市場活性化の下支えとなることを目指す。
 同社は全国50カ所以上の物流拠点に配備した約1000台の自社キャリアカーと、約80社の協力会社による輸送ネットワークが強み。長年の経験を持つ配車係がルート設定やシフト調整などで即応性の高い業務を支えている。さらに、トラックドライバー以外の運び手として自走員を拡充することで、日本全国のカスタマーサービスセンターの柔軟で多様な人材による現場支援につなげる。
 車両輸送業務の専用アプリで、ドライバーの作業効率の向上、オフィスと現場間の情報伝達を円滑化する。新たに採用した自走員向けには、動画や画像を活用したマニュアル共有アプリを導入する。また、部署ごとに班組織を編成して業務分担と情報連携を強化し、現場スタッフのモチベーション向上や人材育成を図る。大型免許取得などのキャリアアップ支援制度も拡充する。
 自動車市場は2024年春、認証不正問題の影響で新車販売台数が低調に推移したが、25年春は平年並みで前年比大幅増が見込まれている。中古車の下取りも連動するため、3月中旬から4月中旬にかけて車両輸送案件の急増が予想されている。