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25/03/03

山九、横浜・本牧ふ頭に輸出入貨物向け新倉庫

 山九(本社・東京、中村公大社長)は2月26日、横浜市本牧ふ頭に「横浜ロジスティクスセンター」をしゅん工した。輸出入貨物向けの保管拠点と活用し、荷主のニーズに応える。

「横浜ロジスティクスセンター」外観

 所在地は横浜市中区本牧ふ頭9ノ88。敷地面積は約1万5028平方メートル。鉄骨造4階建てで、延べ床面積は約2万921平方メートル。このうち倉庫は約1万7025平方メートル。垂直搬送機4基、業務用エレベーター1基を備える。1階は高床/低床。ドッグレベラー10基を備える。
 自動車部品、半導体関連装置などから日用雑貨まで幅広い製品を取り扱う。雨濡れ防止に最長13メートルの庇を設けており、長尺の大型貨物保管などにも適している。通関スタッフも常駐しており、輸出入手続きから荷役作業、保管・倉庫作業まで国内外物流での一貫サービスを提供する。
 再編事業が進む横浜港で中心的な役割を担う本牧ふ頭に立地し、東京中心部や羽田空港も車で30分圏内。岸壁に隣接しているメリットを生かしたはしけ作業や本船接岸からの入出庫作業に対応することも可能。輸出入貨物のストックポイントとしてのニーズに応え、海外と日本をつなぐネットワークの拠点としての活用を見込む。