- 物流企業
25/02/27
エア・ウォーター物流、千葉に食品向け冷凍・冷蔵倉庫建設
エア・ウォーター物流(本社・札幌市、佐藤能衛社長)は3月1日、千葉市に食品向けの冷凍・冷蔵拠点「千葉低温センター」を開設する。全国10拠点目、関東2拠点目の食品専用施設で、堅調なニーズがある冷凍・加工食品を取り込む。投資額は約42億円。」

関東の物流機能強化と、北海道・東北との結節点として機能する「千葉低温センター」
千葉低温センターの所在地は、千葉市稲毛区六方町210ノ6。エア・ウォーターの高効率小型液体酸素・窒素の製造装置「VSU」とシリンダーガス充てん拠点「東関東ガスセンター」の敷地内に建設した。敷地面積は9959平方メートル。鉄骨造2階建てで、延べ床面積は7376平方メートル。内訳は、冷凍自動倉庫が1675平方メートル。冷蔵庫が4434平方メートル。
首都圏の定温物流機能を強化すると共に、北海道や東北各地で生産された食品や原材料を集約し、首都圏へ輸送するための拠点としても活用する。またエア・ウォーターの農業・食品関連事業の輸送内製化にもつなげる。

屋上には太陽光パネルを設置し、温室効果ガス削減も進める
また人手不足に備え、省力化も推進する。冷凍自動倉庫を導入し、搬出入の自動化を進めると共に、デジタル機器も活用し効率化も実現する。
屋上には、新出光が所有する太陽光パネルを設置。クリーンエネルギーの導入で、二酸化炭素を年間160トン削減することも見込んでいる。
エア・ウォーターグループは、コールドチェーンのさらなる強化を進める考えだ。