- 物流企業
25/02/17
NXHD、商船三井の枠組みで顧客の海上輸送のGHG削減を後押し

国際海上輸送サービス「NXグリーンオーシャンプログラム」を開始する
NIPPON EXPRESSホールディングス(本社・東京、堀切智社長)は2月、国際海上輸送サービスで「NXグリーンオーシャンプログラム」を開始する。商船三井が同月に立ち上げた海上輸送でのスコープ3のGHG(温室効果ガス)排出量削減に貢献するプログラムに参画し、NXグループの海上コンテナ貸し切り輸送を利用する荷主のスコープ3削減を後押しする。
商船三井が運航する船隊で実施した、代替燃料を使用した特定の航海に関して、環境属性とデジタル証書をNXグループが調達し、スコープ3の温室効果ガス排出量削減に取り組む顧客へ割り当てる。デジタル証書の割り当てを受けた顧客は、自社の統合報告書などに反映することも可能。NXグループが船荷証券を発行する世界各地発着の全ての海上コンテナ貸し切り輸送が対象で、利用船会社を限定することなく利用できる。
商船三井は2024年2月、アジア太平洋域の海運会社として初めて、オランダのスタートアップ企業と協働で構築したプラットフォーム(基盤)上で、代替燃料を使用した低炭素海上航海の環境属性をデジタル証書として取引可能な形にした。