- 物流企業
25/02/17
センコーGHD、浜松市のトラック中継拠点に物流センターしゅん工

「センコーグループ浜松物流センター」外観
センコーグループホールディングス(本社・東京、福田泰久社長)は、浜松市のトラック中継輸送専用大型施設「ツナグステーション浜松」の隣接地に「センコーグループ浜松物流センター」をしゅん工した。3温度帯に対応し、トレーラーの交換やドライバーの交代、荷物の積み替えや一時預かり、配達代行などの幅広いニーズに応える。
新センターは、グループ傘下のセンコーとランテックが共同運営する。グループ以外の企業にも広く利用を促し、業界が抱える人手不足などの課題解決、労働時間の法規制への対応を目指す。

休憩施設内。シャワー室や自動販売機、トイレを備える
所在地は浜松市浜名区都田町7816ノ1。敷地面積はツナグステーションを含めて約3万1762平方メートル。鉄骨造6階建て(倉庫は4階層)で、延べ床面積は約3万4272平方メートル。自動倉庫、冷凍・冷蔵倉庫を備える。トラックバースは78台分。給油所、洗車場、太陽光発電、大容量蓄電池、非常用発電設備も備える。センコーが「新東名浜松PDセンター」として約1万9284平方メートル、ランテックが「浜松支店」として1万3857平方メートルを使用する。
同ステーションは専用ウェブサイトを通じた会員登録・予約で利用可能。昨年8月、トレーラー・大型トラック用の駐車場(約50台分)が先行オープンし、トレーラー交換やドライバー乗り替えのスペースを提供してきた。また、物流センターの開設と同時に、ステーション内には新たにドライバー向けの休憩施設もしゅん工した。
グループは今後、静岡(新富士)、広島、福島でも同様の施設の開設を計画している。日本全国へのサービス拡大を目指す。