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25/02/13

関東運輸局、埼玉県で自衛官向け運送業の体験会

 関東運輸局の埼玉運輸支局は5日、埼玉県上尾市で、UDトラックスや埼玉県トラック協会と共に、県内の自衛官を対象とした大型トラックの運転体験会を初開催した。試乗会と企業説明会が行われ、トラック業界で働く魅力を伝えることで、人手不足対策につなげる。
 昨年6月、国土交通省、防衛省、トラック・バス・タクシー・自動車整備の各業界団体は、退職自衛官が運送業界などで活躍できるように申し合わせを締結。運転体験会はその一環で開かれた。
 UDエクスペリエンスセンター(埼玉県上尾市)で開催した運転体験会には、県内の大宮駐屯地(さいたま市)、入間基地(埼玉県狭山市)から18人の自衛官が参加。全長1・1キロメートルのテストコースでUDの大型トラック「クオン」を運転し、搭載されたAMT(機械式自動変速機)「エスコット」や、走行条件に応じて安定したハンドル操作を支援する「アクティブステアリング」といった機能を体感した。
 大宮駐屯地で退職自衛官の就職支援業務を担う50代の自衛官は実際に試乗し、「ハンドルの軽さに驚いた。ブレーキも滑らかに掛かり、乗っているドライバー、荷物に優しいという印象を持った」と話した。
 関東運輸局の団村聡埼玉運輸支局長は冒頭のあいさつで、業界の人手不足が深刻化していることに触れ、「トラックの試乗を通じ、より身近に物流の仕事を感じてもらいたい」とした。
 会場内では、県内の運送企業による個別の企業説明会も開かれ、各社のブースでは業務内容などを質問する自衛官の姿が見られた。説明会に参加したフジコー(三郷市)の佐藤陸社長は、「事業拡大に向けた人手確保に向け、自衛官雇用にも視野を広げたい」とした。

会場では大型トラックの試乗を通じ、安全性などを体験してもらった