ＮＸＨＤ、台湾北部の倉庫で医療器材の品質管理システム認証を取得

医療器材のＱＭＳ認証を取得した「ネクスト３倉庫」の外観

　ＮＩＰＰＯＮ　ＥＸＰＲＥＳＳホールディングス（本社・東京、堀切智社長）のグループ会社ＮＸ台湾国際物流は2024年12月18日、台湾北部の桃園市の「ネクスト３倉庫」が医療器材のＱＭＳ（品質管理システム）認証を取得した。医療器材の製品品質と安全性を保証する認証の取得で、需要拡大が見込まれる医療器材の保管や加工に対応する。
　認証を取得した倉庫は、桃園国際空港から15キロメートル、台北港から32キロメートルの立地。台湾を南北に貫く高速１号の号線の南崁インターチェンジに近接し国際物流と国内物流の両方に適している。倉庫内には空調設備を有する保管エリアや加工作業エリアを備える。22年に医薬品のＧＤＰ（適正流通基準）認証とＧＭＰ（適正製造規範）認証を取得。24年２月に化粧品ＧＭＰ認証を取得している。
　台湾では21年から、台湾に輸入される医療機器に包装作業や中文ラベルの添付作業に医療器材の認証が必要となるなど、医療器材の品質管理強化が進んでおり、今回、ＮＸ台湾は日系企業として初めてＱＭＳ認証を取得した。