ダイセー日研、広島市内で本社移転

　ダイセーグループのダイセー日研（本社・広島市、古川正和社長）は１月、広島市内で本社を移転した。より利便性の高い立地で、トラック駐車場の集約・拡大やアクセス向上を図る。新組織体制でグループとの連携を強め、人材育成にも注力してさらなる事業成長を目指す。

　所在地は広島市東区福田１ノ733ノ１。山陽自動車道の広島東インターチェンジ（ＩＣ）、広島高速の福田ＩＣから350メートルに立地。広島市内や、中国地方全域への配送効率の大幅な向上を見込む。さらに、建設中の広島駅北口ＩＣ（仮称）が完成すれば、広島駅まで車で約10分と交通アクセスが飛躍的に向上する。
　同社は1996年設立。広島でパンの配送からスタートし、2019年にダイセーグループに加わった。現在、パンに加えて学校給食や弁当、チルド食品の店舗配送などを手掛け、常温・チルド・冷凍の３温度帯の物流に対応している。旧本社（広島市東区温品）は、道路拡張工事の影響を受けて移転が必要となり、より利便性の高い新社屋へ移った。