- 物流施設
25/02/06
日本GLP、「GLP習志野Ⅱ」再開発26年12月しゅん工へ
日本GLP(本社・東京、帖佐義之社長)は2026年12月のしゅん工を目指し、千葉県習志野市の物流施設「GLP習志野Ⅱ」を再開発する。建て替えで汎用性・環境性能を高め、収益力の最大化・物件の価値向上を図る。
所在地は習志野市茜浜3ノ34ノ3。敷地面積は約5万5000平方メートル。免震構造5階建てで、延べ床面積は約13万平方メートル。最大15社が入居可能。各階アクセスが可能なダブルランプウエーを備え、入居企業の効率的な輸配送を後押しする。
有効天井高は約5・5メートル、床荷重は1平方メートル当たり1・5トン。特別高圧受電採用の2回線供給で、マテハン設備など電力消費の大きい設備導入にも対応できる。また、全館空調やコンビニの設置などで就労環境にも配慮。JR京葉線の新習志野駅からシャトルバスを運行するほか、乗用車駐車場約300台分を備える。
東京都心部まで30キロ圏内の立地。京葉道路の花輪IC(インターチェンジ)から約5キロメートル、東関東自動車道の谷津船橋ICから約4キロメートル、首都高速湾岸線の高谷JCT(ジャンクション)から約10キロメートルで、広域配送拠点として活用できる。周辺には物流関連企業も多く、連携によるサプライチェーンの効率化が図れる環境という。
旧施設は1991年にアパレル企業が自社利用を目的に建設し、2013年にGLPグループのGLP投資法人が取得した。関東圏でも有数の物流適地に立地しているが、多額の修繕費が発生する恐れがあったほか、特定の業態専用の仕様で収益力の低下が懸念されていた。

「GLP習志野Ⅱ」完成イメージ