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25/02/03

いすゞ、電動冷凍・冷蔵車「エルフEV+TEJ35AM」が省エネ大賞

 いすゞ自動車(本社・横浜市、南真介社長兼CОО)は1月29日、電動冷凍・冷蔵車「エルフEV+TEJ35AM」が省エネルギーセンター主催の「省エネ大賞資源エネルギー庁長官賞」を受賞した。エルフEVに電動式輸送用冷凍ユニットを組み合わせた冷凍・冷蔵車で省エネと環境負荷の低減、商品の温度管理向上とユーザーの作業負荷低減を実現した点が評価された。
 受賞した電動冷凍・冷蔵車は、三菱重工サーマルシステムズと共同開発。いすゞのエルフEVと、三菱重工サーマルシステムズによる車のバッテリーを電源とする電動式輸送用冷凍ユニット「TEJ35AM」を組み合せた。ディーゼル車の冷凍・冷蔵車に比べ、年間平均エネルギー消費を21・3%、年間平均二酸化炭素排出量を46・1%、年間エネルギー費用を42・2%削減可能で、脱炭素推進・エネルギー費用削減に貢献する。
 両社は、食品などの温度管理が必要な商品の輸送で冷凍・冷蔵車が幅広く使用され、コンビニ業界などがより高い環境負荷低減を目指していることから共同開発に至った。

省エネ大賞を受賞した「エルフEV+TEJ35AM」

省エネ大賞表彰式の様子