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25/02/03

ダイハツ、CJPTに復帰

 ダイハツ工業(本社・大阪府池田市、井上雅宏社長)は、トヨタ自動車などでつくるコマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジーズ(=CJPT)に復帰する。共同開発の商用軽バンEVは、2025年度中の導入を目指す。
 復帰に伴い、トヨタがCJPTに出資している株式(70%)から10%がダイハツに再度譲渡される。また、CJPTがタイに設立した新会社でも同様の対応となる。
 ダイハツは24年2月、一連の認証不正問題でCJPTを脱退した。その後、再発防止に向けた対策の102項目全てが「実施済み」や「継続して実施中」の実行段階へ移行。今年1月、国土交通省に報告した。これを踏まえ、CJPTに参画する全社がダイハツの復帰を承認した。
 ダイハツは、商用軽バンEVの導入プロジェクトに、再発防止策を盛り込んだ新プロセスで取り組む。
 CJPTは「軽商用車は商用車全体の保有台数の約60%を占めるほど普及し、物流のラストマイルを支える重要な存在。(プロジェクトで)カーボンニュートラル実現に向けた取り組みを加速する」とコメントした。