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25/01/27
国交省・補助事業、生産性向上で2次募集 テールゲートなど対象
国土交通省は1月24日、テールゲートリフターなどの導入補助事業の2次募集を開始した。トラックドライバーの荷役時間の短縮、負担軽減につながる機器の普及を図り、労働生産性の向上と多様な人材確保につなげる。
資本金3億円以下、もしくは従業員数300人以下で、車両保有台数5台以上の中小一般貨物自動車運送事業者や、補助を受ける運送会社と連携する荷主、倉庫会社、リース会社などが対象。
複数のメニューがあり、例えば、車両の効率化設備の導入では中小運送企業を対象に、テールゲートリフター、トラック搭載型のクレーン、速度制限装置の機能改修などを補助する。テールゲートリフターの場合、2023年11月10日~今年2月14日の間に、該当機器を装着した車両を新車登録するか、後付け装着することが条件で、補助率は導入費の6分の1。
アーム式と垂直式は10万円、後部格納式と床下格納式は20万円が上限。1社当たり1台だが、Gマーク(安全性優良事業所)取得企業は3台、ホワイト物流推進運動賛同企業と働きやすい職場認証取得企業は2台など、上限が変わる。
業務効率や経営力強化支援
また業務効率化は、予約受付システム、ASN(事前出荷情報)システム、配車計画など9種類のシステムが対象。ホワイト物流推進運動に賛同、働きやすい職場認証の取得、パートナーシップ構築宣言を行うのいずれかに該当する中小運送企業と、連携する荷主、倉庫会社に補助する。荷主、倉庫もホワイト物流推進運動に賛同するか、パートナーシップ構築宣言を行うことが条件。
補助率はいずれも2分の1で、1社当たりの上限額は24万円。車両動態管理システムの補助を受ける場合は予約受付システムなど、他の同時導入が必要。補助率は2分の1で、1社当たりの上限は12万円。最大10台まで補助する。
他にも、経営力強化では原価管理システム、M&A・事業承継の支援を、人材確保・育成では採用活動などに加え、大型免許、けん引免許、フォークリフト運転資格の取得費を補助する。
締め切りは2月21日。補助金申請額が予算額を超過した場合、交付されない場合がある。問い合わせ先は全日本トラック協会補助金担当、電話03(6630)2388。