- 物流企業
25/01/27
大和物流、25年8月しゅん工の「プロロジスパーク岡山」を一棟借り
大和物流(本社・大阪市、杉山克博社長)は2025年8月にプロロジスが岡山市にしゅん工する物流施設「プロロジスパーク岡山」を一棟借りする。中四国エリアへの広域配送ハブとして位置付ける。また、関西と九州の中間地点に当たる立地を生かし、ドライバーの働き方改革に伴う物流2024年問題に対する戦略拠点としても活用する。
所在地は岡山市北区大内田677、流通業務団地・岡山県総合流通センター内。敷地面積は約1万6600平方メートル。鉄筋コンクリート・鉄骨造4階建てで、延べ床面積は約3万5000平方メートル。筋交いのないノンブレース構造を採用し、柔軟なレイアウト、マテハン計画に対応。1階は低床式・高床式バースを併設し、床荷重は1平方メートル当たり2トンで飲料など重量物の取り扱いも可能だ。低床バース前面の一部には幅約13メートルの屋根を設ける。トラック待機場は約20台分。
BCP対応では緊急地震速報システム、衛星電話、非常用発電機による停電時のバックアップなどを装備する。施設屋根面には太陽光発電設備を備える。
同施設は大型マルチテナント型物流倉庫として最大3社の入居を想定していたが、大和物流が同施設の立地・職場環境の良さ・効率性・BCP対応などを評価して1棟すべてを賃借する。また、プロロジスは同施設で330平方メートル以上の小規模拠点開設を希望する企業向けに、大和物流とのマッチングサービスを提供する。

「プロロジスパーク岡山」完成イメージ