• 物流企業

25/01/15

ヤマトHDとJAL、広島空港でフレイターのチャーター便を試行運航

 ヤマトホールディングス(本社・東京、長尾裕社長)と日本航空(=JAL、本社・東京、鳥取三津子社長)は1月16日、広島空港(広島県三原市)でフレイター(貨物専用機)のチャーター便を試行運航する。トラックドライバーの労働規制強化で輸送力不足の低下が懸念される中、フレイターを広島県内企業や生産者の新たな貨物輸送の選択肢とする。
 試行運航は、ヤマトHDとJALが連携し、JALグループのスプリング・ジャパンによる運航で行う。3月末までに数回程度を計画。北九州空港を出発し、午前10時10分に広島空港に着陸するフレイターに、広島県内企業などから預かった宅急便、自動車・半導体部品などの工業製品、生鮮品を床下の貨物スペースに積み、成田空港へ向けて同11時10分に離陸する。運用体制と事業採算性を検証する。
 試行運航は、広島県が昨年11月から実証事業として実施企業を公募していた。