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25/01/08
山善、1月6日 新「ロジス大阪」を本格稼働
金属加工、工作機械や住設機器・建材などの専門商社山善(本社・大阪市、岸田貢司社長)は1月6日、大阪府東大阪市に物流拠点「ロジス大阪」を本格稼働した。トラックドライバーの労働規制強化に伴う2024年問題や燃料高騰、脱炭素など物流業界がさまざまな課題を抱える中、商社として持続可能な調達と供給の実現を目指す物流戦略強化の一環として、従来の「ロジス大阪」(大阪府大東市)を「ロジス大東」に改称するとともに、新たに稼働したロジス大阪を西日本の最重要物流拠点と位置付ける。
ロジス大阪では、物流効率化と省人化を実現するため、自動倉庫やプロジェクションマッピング、AMR(自律走行搬送ロボット)など従業員の成熟度を問わない最先端のシステムを導入した。商品保管から出荷までが効率化され、少ない人員でも作業が可能となるとともに、作業スピードと品質向上を図った。
また、業界の慣習である〝五月雨受注〟に対し、同社が創立以来70年以上続けている、納品先ごとに商品をまとめる「おまとめ配送」を自動化し、ロジス大東(旧・ロジス大阪)と比べ労力が約5分の1となり業務効率を大幅に改善した。
ダイフクのケース立体自動倉庫を、保管・入出庫用とおまとめ配送用それぞれで採用。AMRにはレックスプラスの「レックス500」を採用した。
この他、中小の町工場が集積する立地を生かした共同輸配送に同社として初めて取り組むとともに、受注時間を拡大し配送効率が高い夜間から早朝にかけて配送する「早朝配達サービスを関西圏で展開する。