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24/12/25

九州西濃、廃棄農作物を動物園に輸送し動物の食料に

 九州西濃運輸(本社・福岡市、中田晃社長)は12月18日、福岡県内の農家から長崎県西海市の動物園「長崎バイオパーク」にキャベツの外葉や店頭に並べることができない野菜など5箱を輸送した。動物の食料として使用し、廃棄物の削減や資源の有効活用につなげる。

カンガルーに従業員が給餌を行った

 農家はこれまで、料金を払って廃棄していた。九州西濃が長崎バイオパークとつないだことで、廃棄野菜が有効活用されることとなった。今後、毎週5箱ほど輸送する予定。

 九州西濃と長崎バイオパークは、野菜の提供元拡大を進める。その上で、動物のフンなどをたい肥として農家に還元する仕組みを構築していく予定。