• 物流企業
  • 荷主

24/12/18

センコー、住宅物流でメーカー3社と共同輸送

ダブル連結トラックを活用する

 センコー(本社・大阪市、杉本健司社長)は12月、旭化成ホームズ、積水化学工業、積水ハウスと、住宅物流での協業を開始した。物流効率化と脱炭素社会への貢献を目指す。共同輸送で輸送力確保、ドライバー労働時間の削減、環境貢献などを図り、物流2024年問題に対応する。
 「住宅物流4社協議会」を発足させ、4つの協業施策を実施する。住宅メーカー3社が持つ全国7エリア29拠点の輸送拠点を共同利用することで、効率的な物流体制を構築する。部材メーカーからの購入・輸送も共同で実施し、ダブル連結トラックや中継拠点を活用した共同輸送でドライバーの労働時間を削減する。また、EVやリニューアブルディーゼル車両で軽油の代替燃料導入を検証する。
 既に7月以降、車両の共同利用を開始。EVトラックやリニューアブルディーゼル車の導入などの取り組みは23年9月以降、順次開始している。4つの協業を通じて、25年までに、ドライバーの運転時間を約1万7000時間(トラック2160台分)削減、輸送の二酸化炭素排出量を約500トン(スギ約3万5800本分)削減することを目指す。

全国の輸送拠点・車両を共同利用する(イメージ)