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24/12/13

ヤマトHD、米国-メキシコ間でリードタイム短縮の越境トラック輸送

 ヤマトホールディングス(本社・東京、長尾裕社長)は12月12日、米国ヤマト運輸が、米国-メキシコ間で越境トラック輸送サービスを開始した。国境での通関手続きが不要な空港間保税転送を活用してリードタイムを短縮し、輸送の定時性を高める。

(例)米国・テキサス州からメキシコ・モンテレイまでの混載輸送の流れ

 荷物の通関手続きを、混雑が深刻な両国の国境ではなく、到着地の空港で行う。米国の主要空港(ダラス・シカゴ・アトランタ)とメキシコの主要空港(モンテレイ・グアダラハラ・メキシコ市)の間で、各ルート週3~5回運行する。
 荷物量やスケージュールに合わせた柔軟な輸送が可能で、顧客の在庫圧縮や保管スペース削減を後押しする。コンテナ単位でのチャーター輸送だけではなく、パレット単位での混載輸送にも対応する。顧客が指定する集荷先から空港まで、空港から配達先までの輸送もワンストップで手配が可能という。