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24/12/12

プロロジス、福岡・小郡の物流施設にデータセンター25年4月開設

 プロロジス(本社・東京、山田御酒会長兼CEO)は2025年4月、物流施設「プロロジスパーク小郡」(福岡県小郡市)の敷地内に、コンテナ型データセンターを開設する。物流施設の屋根面に設置した太陽光発電設備から直接給電し、100%再生可能エネルギー由来のサーバーを提供する。再エネの地産地消に取り組むと共に、生成AI(人工知能)の利用拡大に伴うデータセンターの需要に応える。

コンテナ型データセンター(左下)(「プロロジスパーク小郡」航空写真に完成イメージを合成)

 データセンター内には、米エヌビディア社の最新の半導体を搭載した「HGX H100サーバー」を含む10台のサーバーを備える。合計60枚のGPU(グラフィックス・プロセシング・ユニット)が搭載され、生成AIなどで必要となる高速演算処理にも対応する。

100%再エネ由来のサーバーを提供する

 消費電力の約3割を太陽光発電で賄い、不足分はFIT(固定価格買取制度)非化石証書を活用する。また、太陽光発電の電力の余剰分は、プロロジスパーク小郡の入居企業の福岡ロジテムが倉庫内の電力として使う。
 プロロジスは全国で運営中の物流施設で太陽光発電による電力供給に取り組んでいる。余剰電力は自己託送や電力販売契約などで有効活用を図っているが、送電ロスが課題となっていた。