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24/12/11

日通、大塚製薬の医薬品輸出で環境配慮型の温度管理容器

「NXソリューション温度管理輸送サービス」の容器。国際基準レベルの温度管理性能で、再利用が可能

 NXグループの日本通運(本社・東京、竹添進二郎社長)は、大塚製薬の医薬品の国際航空輸送で、環境配慮型温度管理容器「NXソリューション温度管理輸送サービス」を提供している。今年2月に米州向け、11月に欧州向けの輸出で導入した。国際航空輸送の二酸化炭素排出量削減と廃棄物削減の取り組みを強化する。
 日通と仏アンバリゾが共同で提供する容器で、こん包貨物の国際規格「ISTA7D条件」に対応する高い温度管理性能がある。再利用可能で、世界80カ国・地域で回収できる。厳格な温度管理が求められる医薬品輸送に、国際基準レベルで対応する。資源循環型の物流サービスをグローバルに提供する。
 大塚製薬はこれまで国際航空輸送で、使用後に廃棄する使い捨てワンウエータイプのパッシブ(非電源)型温度管理輸送容器を使用していた。サステナビリティー(持続可能性)の観点から、一部医薬品の輸出出荷で同サービスを導入した。