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24/12/11
福通・小丸交通財団、横浜市の小学校で交通安全教室
福山通運(本社・広島県福山市、小丸成洋社長)と小丸交通財団(小丸成洋理事長)は11月28日、横浜市立金沢小学校で全校児童160人を対象に交通安全教室を開いた。トラックの特性や危険性についての体験学習を実施した。
同校からの要望を受け、登下校中の交通事故防止や交通安全意識の向上を図った。児童からは「交差点は危ないことがたくさんあったので、必ず一歩下がって信号を待つようにする」などの感想が上がった。
小丸交通財団は2013年9月、交通安全思想の普及啓発活動を目的に創立した。全国で交通安全教室の開催や交通事故防止の啓発活動を行っている。
日本郵船(本社・東京、曽我貴也社長)とJFE商事(同・同、小林俊文社長兼CEO)、日本郵船グループ会社のクヌッツェン・エヌワイケイ・カーボン・キャリアーズ(=KNCC、本社・ノルウェー・ハウゲスン、オリバー・ハーゲン・スミスCEO)は3月、液化二酸化炭素(CO2)常温昇圧輸送時に必要となるタンクの生産体制の検討を進めるためパートナーシップを締結した。
このほど、タンクに必要な鋼材の安定供給にめどを付けた。KNCC独自技術のタンクを安定・大量供給可能な体制を確立させ、液化CO2回収・貯留(CCS)の早期社会実装を目指す。
タンクは、常温昇圧方式「LCO2―EPシステム」で使用される輸送船カーゴタンクと陸上一時貯蔵タンク。KNCCが同タンクを使用した常温昇圧方式での液化CO2輸送に関する技術を有する。タンクの材料には汎用性の高い炭素鋼を使用している。
3社は鋼材の生産設備と生産能力の把握、製造コストの算出を完了させ、アジア域内での鋼材の安定供給にめどを付けた。既存の大径鋼管製造設備を活用し、機械による自動溶接で生産ができるため、大規模な製造供給体制を短納期かつ低コストで構築することが可能となる。日本郵船とKNCCは、液化CO2輸送船の検討・海上輸送のコストや運航シミュレーションによるCCS輸送網について検討する。JFE商事はタンク製造に必要な鋼材の供給を担当する。