- 行政・業界団体
24/12/09
運転手特定技能1号、12月16日から試験開始 希望団体に出向き、紙で
日本海事協会(坂下広朗会長)は12月16日、自動車運送業の特定技能1号の試験を開始する。同協会の担当者が支援機関や日本語学校など試験を希望する団体に出向き、紙による試験を行う。
受験対象者は、試験日に満17歳以上で、国内外の運転免許を保有していることが条件。ただし外免切り替えが可能な年齢は満18歳以上。試験では業務マナーやこん包五との荷扱いの注意点などを問う。1人当たり1日3回まで可能。試験時間は1回1時間20分で、結果は受験から約1週間後に専用のウェブシステムで公開する。
受験料は国内の会場で実施する場合、1人1回5000円(税別)、海外の会場の場合は1人1回37ドル。国内の場合は1人1回の試験で20人以上、海外の場合は50人以上から対応する。1人当たりの試験回数を増やす場合、対応できる受験人数は少なくなる。試験を希望する団体が試験会場を自費で手配することが必要なほか、試験監督者1人分の旅費、宿泊費の負担も求められる。
試験を希望する団体は、受験者数、受験回数、会場などを記入した書類をメールで海事協会交通物流部に提出する。12日以降、書類を提出した団体・企業と試験を受験する人が、受験用のIDを専用システムでそれぞれ発行する。
個人受験は来年3月めどに
また、全国の試験センターで、パソコンで回答する形式の試験は、来年3月をめどに開始する計画。個人で受験を申し込むことができる。申込方法などの詳細は今後、海事協会のホームページで公表する。問い合わせ先は海事協会交通物流部特定技能試験担当、電話03(5226)2758。
9月末、出入国管理・難民認定法の改正省令などが公布され、在留期間最長5年の「特定技能1号」にトラック、バス、タクシーが追加されていた。