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24/12/06

エーディエフ、「路線便以上チャーター便未満」対応の物流ボックス

専用パネルを取り付けた「JITダンカーゴ」の荷物は、パレット数にかかわらずボックスチャーターの路線便が利用できる

 アルミ製品の設計・製造・販売のエーディエフ(本社・大阪市、島本敏社長)は12月2日、物流ボックス「ダンカーゴ」の新シリーズ「JITダンカーゴ」を発売した。「路線便以上チャーター便未満」の配送ニーズに応え、荷主の物流コスト削減を後押しする。
 ヤマトホールディングス、セイノーホールディングス、日本通運をはじめとする全国23社が加盟するボックスチャーターと共同開発した。ボックスチャーターが11月に開始した「JITパレットチャーター便」で使用されている。顧客のパレット積みの荷物に専用パネル(JITダンカーゴ)を取り付けて預かり、配達するサービス。荷主はJITダンカーゴを自社で購入・保管することで、いつでもJITパレットチャーター便を利用できる。
 JITダンカーゴの活用で、路線便でも3パレット以上の積み込みが可能となる。パレットの数にかかわらずボックスチャーターの路線便が利用できるため、路線便がない地方への配送や3パレット以上で路線便が使えないケースに新たな選択肢を提供する。
 通常、路線便での集荷は一度に2パレットまでに制限されており、それ以上の場合はチャーター便を手配する必要がある。さらに、3パレット以上でもトラックに積む荷物が少ないと配送費が割高になるという問題がある。また、地方では路線便がないエリアもある。