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24/12/04

日通、ABBとNECネッツと国内施設の電気設備工事で戦略的協業

 NXグループの日本通運(本社・東京、竹添進二郎社長)はこのほど、国内大規模施設向けの電気設備工事でABBとNECネッツエスアイと戦略的協業を開始した。ABBの受変電設備の工事を速やかに低コストで、データセンターや製造工場向けに提供する。

3社で連携し、電設事業を強化する(中央が日通の杉山千尋代表取締役副社長)

 ABBは、スイスに本社を置くロボットや電力関連製品の製造・販売を主力とする多国籍企業。製造工場やデータセンターなどの施設での、受配電設備にも強みを持つ。
 日通は、これまでのABB製品の取り扱い実績を生かし、保管から据え付けまで一貫して行える体制を整備する。NECネッツは、ケーブルのルートや室内配置などの設計から、機器とケーブルの接続を実施。今後は、ABB製品の運用・保守に関するサービスの提供も行う。
 3社は、既に国内半導体工場で協業を実施している。今回の連携を契機に、共同事業を強化し、2027年までに15件以上の案件獲得を目指していく。