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24/11/29

置き配、ヤマトの調査で約8割が利用経験

 ヤマト運輸(本社・東京、長尾裕社長)によると、「置き配」の利用経験率は78・5%だった=グラフ1。対面配達(48・4%)に次いで利用する荷物の受け取り方法として、置き配(33・8%)が浸透し、地域にかかわらず全国で利用されている。


 「運送会社を問わず、これまでに『置き配(宅配ボックスは除く)』を利用したことがありますか」との質問に対し「ある」と答えた人が8割弱に上った。各運送会社の置き配や普及に向けた政府の取り組みが始まったことから、「社会的にも置き配の認知やニーズが広まりつつある」(ヤマト運輸)。全国8エリアの利用経験者率はいずれも8割前後で、地域による差は無かった。


 また24・8%が「在宅時」に利用していることも分かった=グラフ2。「主に在宅時と外出時、どちらでの『置き配』利用が多いですか」との質問に対して「外出時」が75・2%、「在宅時」が24・8%だった。ヤマト運輸は「在宅していても、リモート会議中や家事・育児などでチャイムを鳴らしてほしくない場合などに置き配を利用するケースもあるようだ」と分析している。
 宅配ボックスが無い世帯は全体の約8割で「普及過程」(ヤマト運輸)。宅配ボックスに入らない大きさの荷物である場合や、宅配ボックスが埋まっている場合にも置き配が利用されていると見る。
 調査は10月28日~11月11日にインターネットで実施し、全国の10代以下~80代以上の1798人の回答をまとめた。