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24/11/27

センコーGHD、25年8月埼玉・浦和に冷凍・冷蔵、量販向けセンター

 センコーグループホールディングス(本社・東京、福田泰久社長)は2025年8月、さいたま市に「センコーグループ浦和大門物流センター」を開設する。倉庫の延べ床面積は8万平方メートル超で、グループ最大。傘下のセンコーとランテックが共同で運営する。増え続ける冷凍冷蔵・量販物流の需要に応える。
 所在地はさいたま市緑区大門鶴巻2080他。敷地面積は4万4504平方メートル。鉄筋コンクリート・鉄骨造8階建て(倉庫は5階層)で、延べ床面積は8万1082平方メートル。このうち、センコーが「浦和美園PDセンター」として3万8790平方メートル、ランテックが「新埼玉支店」として4万2127平方メートルを使用する。
 冷凍・冷蔵倉庫、トラックバース78台、給油所、洗車場、整備場、太陽光発電、大容量蓄電池、非常用発電設備などを備える。東北自動車道の浦和インターチェンジに隣接する立地。都心まで約30キロメートル圏内で、首都圏の配送に対応する。
 埼玉地区で稼働しているセンコーの既存拠点では、量販やECを中心に首都圏に向けた物量が増え続けている。新センターの開設でさらなる物量増への対応を強化する。また、ランテックが運営する冷凍・冷蔵エリアでは、高さ約35メートルで国内最大規模という自動倉庫を導入する。近年高まるコールドチェーン物流の需要に応える。

「センコーグループ浦和大門物流センター」完成予想図

太陽光発電、大容量蓄電池、非常用発電設備を備える計画