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24/11/26
日通・JR貨物など5社、25年5~6月自動運転トラック×鉄道輸送実証
日本通運(本社・東京、竹添進二郎社長)、全国通運(同・同、永田浩一社長)、日本フレートライナー(=日本FL、同・同、峯昭彦社長)、JR貨物(本社・東京、犬飼新社長)、T2(同・同、森本成城CEO)は、自動運転トラックと貨物鉄道を組み合わせた自動運転輸送ネットワークの拡大に取り組む。2025年5~6月、関東―九州間の発着地で実証実験を実施する。
全国ネットワークを持つ物流4社と、自動運転トラック開発のT2が共同で取り組むことで、自動運転区間での輸送ルートを複線化する。輸送力の増加、貨物鉄道不通時のBCP対応、貨物積み替え作業の効率化を見込む。
実証実験は、関東―関西間はT2の自動運転トラックで、関西―九州間はJR貨物の貨物列車で日通・全通・日本FLの貨物を輸送する。高速道・専用道の運送区間での自動運転輸送を検証するほか、関西の貨物駅でのスワップボディートラックから貨物列車へ共用コンテナの積み替えを検証する。また、関東―九州間の輸送全体で作業時間やリードタイムの短縮を検証する。
特定条件下でシステムが全ての操作を行う「レベル4」自動運転トラックでの27年の運用開始を目指す。今回はドライバーが乗車する「レベル2」での実証となる。同実証に向けて、JR貨物とT2はスワップボディートラックと貨物列車の両方に積載可能な31フィートコンテナを共同開発する。
スワップボディートラックと貨物列車の両方に積載可能な31フィートコンテナ(イメージ)