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24/11/25

横浜ゴム、自動運転トラック向けタイヤ検証へT2公道実証に参画

 横浜ゴム(本社・神奈川県平塚市、山石昌孝会長兼CEO)は11月~2026年3月にかけて、自動運転トラック向けタイヤの実証実験を行う。T2(同・東京、森本成城CEO)の自動運転トラックの公道実証に参画する。タイヤに求められる性能を検証し、自動運転トラックによる輸送サービス実現を後押しする。
 実証実験は、関東―関西間の高速道路上の一部区間で実施する。T2の実験用車両に、横浜ゴムの来春発売のトラック・バス用タイヤを装着し、タイヤ点検を通じて摩耗状態を検証する。自動運転車両向けの技術・商品開発を強化するとともに、新たなタイヤソリューションサービスの確立を目指す。
 横浜ゴムはこれまでも、高性能なトラック・バス用タイヤの開発やタイヤマネジメント(管理)システムの提供で物流の発展に貢献してきた。また、T2は27年をめどに、特定条件下でシステムが全ての操作を行う「レベル4」自動運転トラックによる幹線輸送の事業化を目指している。今回は、ドライバーが乗車した状態での検証となる。

横浜ゴム本社・平塚製造所で、T2の自動運転トラック

横浜ゴムの清宮真二社長兼COO(右)とT2の森本CEO