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24/11/21

小包輸送の包装容器保冷性能試験方法でJIS制定

 

 包装・温度制御が必要な小包輸送の包装容器保冷性能試験方法の「JIS Z 0241」が10月21日、日本規格協会から発行された。2021年に国際規格が発行されたことを受け、国際規格との整合化の観点から制定した。この試験を受けた保冷容器が流通することで、輸送物の品質が保持され、省エネルギーや二酸化炭素の削減、フードロスの抑制が期待される。
 コールドチェーンサービスについては、所得が向上し食生活が多様化している東南アジアなどで国際的なビジネスが展開される中、北東アジア標準協力フォーラムで日韓が保冷容器の国際標準化のため国際標準化機構(ISO)に共同提案し、21年「ISO22982-2」が発行された。国際規格との整合化の観点から、包装設計、包装試験、温度制御製品の輸送業者(宅配企業)などの分野の関係者の協力を得て、「JIS Z 0241」の制定に至った。