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24/11/19

ワタミ×ローソン、九州の一部で共同配送を開始

 食事宅配サービスのワタミ(本社・東京、渡辺美樹CEO)とコンビニ大手のローソン(同・同、竹増貞信社長)は11月16日、宮崎県と鹿児島県の一部エリアで、ローソンの配送ルートにワタミの営業拠点を組み込む共同配送を開始した。
 「ワタミの宅食」の納品数が少ない土・日・祝日の配送で、ローソンの配送トラックにローソン店舗向けの商品とワタミの商品を積載する。ワタミの営業拠点(宮崎県2拠点・鹿児島県10拠点)をローソンの配送コースに組み込むことで、ローソンの物流センターから1日平均900食のワタミの宅食を納品する。
 ワタミは、平日は全国で1日23万食の宅食を配送しているが、土日祝日は配送数が大きく減少し、配送網の効率化が課題となっていた。一方、ローソンは昨年12月から順次、商品配送を従来の1日3回から2回へ切り替えるなどの物流2024年問題への対応を進めていた。商品配送で協業し、二酸化炭素排出量の削減につなげる。
 両社は今年4月、埼玉県の一部エリアでトラックのシェアリングを開始したが、ローソンの配送車でローソンの店舗とワタミの営業拠点へ共同配送を行うのは初めて。

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