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24/11/15

ヤマトHD、羽田空港で生成AIを使った外国人向け観光案内の実証実験

 ヤマトホールディングス(本社・東京、長尾裕社長)は11月12日、生成AI(人工知能)を活用した外国人向けの観光案内の実証実験を羽田空港で開始した。多言語に対応するAIキャラクターが、訪日観光客の案内を行い、施設スタッフの業務負荷を軽減する。

実証実験のイメージ

 第2旅客ターミナルと第3旅客ターミナルにあるヤマト運輸の国際線手荷物カウンターに、それぞれサイネージ(電子掲示板)を設置した。表示されるAIキャラクター「ケンゾウ」が、空港内施設や鉄道の利用案内、「宅急便」の発送・手荷物の一時預かりサービスを紹介する。
 実証期間は12月8日まで。生成AIキャラクターの活用が与えるマーケティング指標への効果測定も行う。
AIプロダクトの開発を手掛けるベンチャー企業スパイラルAIと共同の取り組み。ヤマトHDは2023年9月、独立系ベンチャーキャピタル大手のグローバル・ブレインと共同運営するCVCファンド「クロネコイノベーションファンド」を通じてスパイラルAIに出資している。