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24/11/13

大和ライフネクスト、宅配3社とマンション内配送サービスの実証実験

 大和ハウスグループでマンション管理などを手掛ける大和ライフネクスト(本社・東京、斎藤栄司社長)は11月11日~2025年1月末、都内でマンション内配送サービスの実証実験を行う。マンション管理員が宅配会社から荷物を全住戸分一括で受け取り配達する仕組みで、再配達ゼロのマンションを実現し、収益の向上につなげる。

 

管理員が一括で荷物を受け取る

 実証実験は、中央区の約200戸の分譲マンションで実施。管理員が宅配会社の荷物をを冷凍・冷蔵や代引きを除き全住戸分一括で受け取り、マンションに設置した専用倉庫に一時保管。その後管理員が各住戸に配達する。居住者が不在の場合は、宅配ボックスや置き配、管理事務所・専用倉庫での一時保管で対応する。

館内の配送は管理員が担う

 EC市場の拡大に対応した居住者の利便性向上策の1つ。セキュリティーのため分譲マンションに入れない問題や、宅配ボックスの空きがないなどの原因で、再配達が減らないことに対応する。
 大和ライフネクストは、今後同グループのモノプラスと開発中の配送管理アプリを使用し、管理員が「宅配会社からの荷物の受け取り」や「居住者への荷物の配達」の記録を実施。居住者の利便性向上につなげるとともに、管理員が配送業務を担うビジネスモデルの構築で、収益増加にもつなげる。