• 物流施設

24/11/12

阪急阪神不、26年夏に川西市と京都市で物流施設しゅん工へ

 阪急阪神不動産(本社・大阪市、福井康樹社長)は2026年夏、兵庫県川西市と京都市で、それぞれ物流施設をしゅん工する。
 「ロジスタ北伊丹」の所在地は、川西市久代1ノ39。阪神高速11号池田線の川西小花インターチェンジ(IC)まで約3・1キロメートルの立地。

「ロジスタ北伊丹」外観イメージ

 敷地面積は約1万5000平方メートル。鉄骨造4階建てで、延べ床面積は約3万2000平方メートル。1階と2階に、計36台の10トントラックが接車できるバースを設ける。2階には、スロープを使って直接乗り入れ可能だ。
 各分割区画には1基ずつ荷物用エレベーター・垂直搬送機を備える。倉庫部分は、床荷重が1平方メートル当たり1・5トン、各階の天井有効高は5・5メートル。柱の間隔が広く大空間を有するフロアとなる。
 「ロジスタ京都伏見」の所在地は、京都市伏見区久我西出町7ノ4他。名神高速道路の京都南ICまで約5・9キロメートルに立地。

阪急阪神不が展開する物流施設(共同事業を含む)

 敷地面積は約5000平方メートル。鉄骨造4階建てで、延べ床面積は約1万1300平方メートル。1階トラックバースは車両保管場所として車庫証明を取得可能で、駐車場としても利用できる。
 複数の高速道路へのアクセスが良好で、関西圏をはじめとする広域配送が可能。また、JR京都駅から10キロメートル圏内に位置し、都市部近郊への配送拠点としての活用も見込む。
 近年、企業のサプライチェーンの見直しを契機とした拠点再編・統合に伴い、物流施設にはより利便性の高い立地が求められている。また、ネット通販市場の継続的な成長によって高機能な施設の需要が高まっている。環境配慮や省エネルギーへの配慮も必須条件とされる中、両施設は共に館内LED照明、高効率空調などを採用する。